ラジウムとは

ラジウムとは?

 ラジウム石は、自らエネルギーを放出しており、ラジウムが水に透過されるとラドンなどの気体元素が発生します。
ラドンとはラジウムが崩壊してできる元素で、自然界に存在する放射線源のひとつ。常温では気体。科学的には無反応。水によく溶け、脂質にも比較的よく溶けます。
微量のラドンは体内に入ると、細胞が刺激され、毛細血管が拡張して新陳代謝が向上し、免疫力や自然治癒力を高めるといわれています。
また、ラドンに強く影響される臓器には、肺がん、骨髄・肺・乳房が挙げられます。

ラジウム温泉とは?

 ラジウム温泉とはラジウム鉱やウラン鉱が水に分解して発生したラドンガスを含んだものを指します。
ラドンは温泉湧水後、再び気化し入浴等によって体内に吸入されます。
主に、肺から吸収され血液に入って全身に送られ、脂肪の多い内分泌腺・神経鞘などに取り込まれます。
人体に入っても3〜4時間で全量が排出され、体内に蓄積されません。
しかし、ラドンガスはアルファ線を出す放射線(空気中を数センチしか飛べず、薄い紙で止められる放射線)で、2〜3日で水から消えてしまうものであり、従ってラジウム温泉と称していても 湯を循環させているところはラドンは全く消えてしまっており、ここをラジウム温泉というべきではないと考えます。

療法

 強直性脊髄炎、慢性多発性関節炎(関節リュウマチなど)、変型性関節症、関節痛五十肩、関節のこわばり、変型性脊髄症、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、神経痛、筋肉痛、うちみ、くじき、運動麻痺、歩行損傷後のリハビリ、老人性疾病、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進などに効能があるとされています。
また、低線量放射線の有益な効果として、発育の促進、成長率の増加、生殖機能の向上、疾病への抵抗力の増加(痛風、動脈硬化症、高血圧症、慢性胆嚢炎、胆石症、慢性皮膚炎、慢性婦人病など)、外傷への抵抗力の増加、放射線への耐性の増加、寿命の延長などにも期待されています。